「もしかして廃線になるのでは?」と話題になった、全国にあるJR地方鉄道の赤字路線。ちょうど私が兵庫県丹波市に移住するタイミングだったということで、赤字路線のひとつJR加古川線(西脇市駅~谷川駅区間)を利用して、丹波市の引っ越し先を目指してみることにしました。
※こちらは、『廃線の可能性も?兵庫県のJR赤字ローカル路線に実際に乗ってきました。①』の続きの記事です。
さて、JR加古川線のワンマン列車に乗り込みまして、終点の谷川駅を目指します。
『赤字路線』という言葉からはイメージしていなかった、満員電車に押し込められてスタートするというまさかの展開になりました。
その後もじわじわとしか乗客は減っていかず、私の地元の路線なんかよりもよっぽど乗客がいるじゃないかなどと思いながら電車に揺られていました。
乗客の数が大きく変動したのは西脇市駅に到着した時。赤字区間の入り口に当たる駅ですね。
ここで学生を中心に多くの人が降りていき、加古川駅を出発してこの日初めて空席ができました。この時点で乗客数は20人弱となりました。
この西脇市駅から終点の谷川駅までの区間がJRが公表した赤字区間ということになります。
乗客数が一気に減ったため、この先の区間の乗降数を数えてみたところ、乗ってきたのは比延(ひえ)駅でひとり(住民か観光客か判断付きませんでした)。
降りたのは黒田庄で2人、本黒田で7人。いずれも中学・高校生のようです。
どの駅も電車の中から周囲の様子を窺った程度の印象ですが、いずれも通勤や日常生活で利用するには厳しそうだなあ…という印象でした。
そして終点の谷川駅に到着。
加古川線はこの終点谷川駅で福知山線に接続しているのですが、上りも下りも40分の接続待ちでした。
いやー…2時間に1本くらいしか来ない電車なんですから、そこはもう少し調整できないものなのかと素人ながらに思いました。
炎天下の中40分の待機はツライ…
(ついでにこの日は追い討ちで接続の電車が遅れて15分追加で待ちました…)
結局、この日私が乗った加古川線で谷川駅に到着したのは10名弱でした。そこから福知山線の下りに乗り換えたのは私だけ。ほとんどの方は上りへの乗り換えでした。(数名は谷川駅で下車されたかも知れません)
今回の話は、特定の日・特定の時間帯に一度訪れただけの話ですので、これを以て何かを判断するわけにはいかないのですけども。少なくとも「絶対に鉄道じゃないとダメなんだ」という根拠を見出すことは出来ませんでした。
さて、赤字路線とされた区間はこれで終了ですが、本来の目的である私の引っ越しはまだ終わっていませんのでもう少しだけ。
谷川駅で福知山線に乗り換えて北上します。
なんとなくの感覚では、この福知山線も(赤字区間には挙げられていないものの)加古川線と同じくらいに結構やばいのでは?と感じていました。
しかし、いざ電車が到着してみると、以外にもたくさんの乗客がいて驚きました。それも下校中の中学・高校生ばかりというわけでもなく、幅広い年代の乗客がいたように見えます。
あと印象的だったのは対向電車とすれ違う時に、その車内にもたくさんの乗客がいたことです。ほとんどの場所へは車で行ってしまう車社会地域ではありますが、在来線2時間弱で大阪までいけるというのはメリットとしてなかなか大きいように思います。(車だと2時間では厳しいです。)
…そういえば加古川線に乗っていた時、対向電車とすれ違ったでしょうか。記憶にありません。
もしかしたら対抗方面(登り方面)を見てみると、より課題が見えてきたのかもしれませんね。いずれ乗ってみたいと思います!
そんなこんなありまして、私は無事丹波市内の移住先に到着しました。
本日から丹波市民です!
これから、移住生活の中で感じたあれこれを発信していきたいと思っていますので、何卒よろしくお願いいたします!
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