先日は、丹波市青垣町大名草にあります常瀧寺に行ってきました。
あ、ちなみに大名草←こちらの地名の読み方は、「おなざ」ですね。言われてみれば無理やり読めないこともないですが…。大昔の名前も最近のキラキラネームも実は大差ないのかもしれません(笑)。
さて、丹波市に移住してきてから何故かひたすら寺巡りをしている気がしますが、探せばいくらでも魅力的な寺が見つけられるものですね。
今回の常瀧寺もとても趣のあるお寺で、癒し空間が広がっていました。
しかし今回のメインの目的はお寺そのものではありません。実はこのお寺の裏山に非常に大きな銀杏の木があるということで、それを見るために訪れたのでした。
登山ルート入り口付近にお寺の駐車場がありますので、直前まで車で行くことができました。
(私はそれを知らず少し遠くに停めてしまいました…)
登山ルートに入ってみますと最初は車でも通れそうな道幅&傾斜の道が続きますので、かなり楽です。階段はなく、すべて坂道になっています。(これが序盤は楽でいいのですが、再終盤に苦しめられることになります…)
私が登ったのはもう夕方に近いような時間でしたので、登山ルートに入ったあたりからずっと蜩(ひぐらし)の大合唱で、とても神秘的な(少し怖いような)雰囲気に包まれていました。
ちょっと気になったのは、何度か分かれ道があったにも関わらずあまり案内が見当たらなかったことです。「まあ、こちらだろう」というルートを選んでいたら銀杏まで辿り着けましたのでよかったのですが、できれば欲しいところですね。
登山にかかる時間としては、私の場合だと30分程度だったでしょうか。
先述のように車でも通れそうな登山道が中盤までは続きまして、傾斜もゆるやかだったのですが。徐々に道幅も狭くなり、最後のほんの200m?100m?くらいの傾斜が本当にしんどかったです。いや、この区間は階段にしてくれよ!と思いました(笑)
ただその一番しんどい区間を通過すると、大銀杏の姿が見えてきます。
これが本当に大きくて神々しさを感じました。(残念ながら写真ではどうしてもその迫力を伝えきれないのですが…)
また、『山を登ってきた先に巨木がある』というシチュエーションも私はあまり体験したことがありませんでしたので、そこにもすごく興奮しましたね!
個人的にはここ最近巡った中ではトップクラスに良いスポットでした。
その割には地元でもそこまで観光スポットとして取り上げられているようには感じず、また山道にしろ銀杏周辺にしろ整備が行き届いていない部分も感じましたので、これからもっと注目されて欲しいなあと思いました。
大銀杏を見学した後、山を下っていると、
遠く山から風の音がどんどん近付いてきて、山全体を包むような感じで風が一気に山肌を吹き降ろす場面に遭遇しました。
私は特に信じている宗教とかはありませんが、こういった場所に何か人知を超えた力を感じる気持ちは、なんとなく理解できるようにも思ったのでした。
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