先日は、丹波市の旧市島町・氷上町・青垣町エリアに跨る山、五台山に登ってきました。
以前、独鈷の滝を見にいった際に気になっていた山ですね。今回は登り口はそこではなくて、旧市島町方面から登ってみることにしました。
まずは登山口に『狸穴の名水』というものがあります。
弘法大師がうんぬんかんぬんという石碑が設置されていました。あまり興味がないのでこれまで触れていませんでした()が、なんだかこの地域は弘法大師の逸話を頻繁に見かける気がしますね。
さて、そんな名水もある登山道ということで、登り始めてしばらくは清流沿いの道となっています。川の音を耳にしながらの登山になりますので、とても気持ちがよかったです。
登り始めてわりと序盤に巨岩も登場し、いきなり見所があります。
このあたりで山頂までの距離2000m。地元の自治協議会により、200m毎に案内の杭が設置されていました。これはとても助かります。
私としては、山頂までの距離2000mから1500mの間が一番しんどかった気がしますね…。逆にここまで来られる人なら、あとはなんとかなるかなと思いました。
1500mから1000mまでは尾根を歩くだけですので、ただのお散歩です。この間は本当に一瞬に感じました。
山頂までの距離1000mまで来ると再び登り始めます。
体力的には序盤ほどのしんどさではないものの、ビューポイントもほとんど無く、あと山林の風景も人工的な杉林がひたすら続くとあって、個人的にはなかなか興味を見出せない時間帯でしたかね…。正直、ただ登っているだけという感覚に陥っていました(笑)。
だいたい1時間半くらいで山頂に到着。
山頂のスペースはそんなに広くないものの、展望デッキと簡易トイレ、それから仏像(?)がありました。山頂の様子の写真があれば分かりやすかったのですが、心を無にして登っていたので何も撮っていませんでした(笑)。
展望デッキからの風景だけはあります!
なぜか映像では全く伝わらないのですけど、この日は少し霞がかったようになっていて雲海2歩手前(勝手に推定)くらいの景色に見えました。(雲海、丹波は有名なんですよね。)
疲れが吹き飛ぶ!…とまでは言いませんが(笑)、良い景色が見られました。
ここから尾根伝いにいくつかの山へ行けるような案内がありましたが、体力の限界のため下山することにしました…。
今の私が登山を楽しむには、このくらい(標高655m)が限界かなというところです。
下りに関しては登り以上に心を無にしていた気がします。一気に下りきりました。
うーん、下りは本当に何も見所を見出せなかったなあ…
そんなことを思いながら山を下りきってくると――、そう!ありました!『狸穴の名水』が!!
山を下りきってきた直後にこの水があるのは素晴らしいシチュエーションだと思いました。天然の水がこんなにも冷たいのかと本当に感動してしまいました( ;∀;)
そんなわけで一番の感動ポイントは『狸穴の名水』だったのでした。
さすが弘法大師のうんぬんかんぬん。侮れません。
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