先日のこと、次はどこに行ってみようかな~とGoogleマップを見ながら目的地を探しをしていたのですが――
ふと謎の場所が目に留まりました。
山の神さん。
いや、なんとなく分かるんですよ。地域の神社がすっかり地元に溶け込んでいて住民からはそのように呼ばれていますとかね、あるじゃないですか。
とはいえそれとは別に正式名称はあるだろうと。
Googleマップにまで堂々と山の神”さん”(神”さま”ですらない)と書かれていると、これは気になって仕方がありません。
そんなわけで実際に向かってみることにしました。
場所は旧市島町エリアの市島中学校があるさらに奥。中学校までは一度来たことがあったのですが、その奥なんかもう山しかなかったような…
目的地周辺に辿り着くと、廃屋だったり(以前は建物があったと思われる)更地だったりが目につき、なんだか廃村のような雰囲気が漂ってきました。山の神さんの正体よりも、廃村探検を味わえるかのような光景になんだかわくわくしてきました。
少し草が生い茂ってきた道を進むと獣害柵があり、山の神さんはまだその先のようです。
こういった地域の信仰の場と生活圏が獣害柵で分断されてしまうのは、なんだか寂しさを覚えますね…
最後の案内の時点では山の神さんまであと数十mという表記でしたのでもうすぐに辿り着くはずなのですが…
林道を進んでいる分には、こんなところに神社やら何やらがありそうな雰囲気はまったく感じません。
いったいどこにあるのか――
そう思っていると、ありました。
想像していた姿とはまったく違いましたが、確かにありました。
これが地域の信仰の対象としてこれまでずっと祀られ続けてきて、そして今に残っているのだとしたら、それはとても尊いものだなあと思いました。
これからも残り続けて欲しいものですね。
……
実際のところ…、過疎化・高齢化が進む中で地域の信仰の対象として残り続けるのは難しいのかもしれません。
でも私はその存在を覚えていたいですし、なんとかして残していきたいと思っています。
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