廃線の可能性も?兵庫県のJR赤字ローカル路線に実際に乗ってきました。①

地方鉄道のあり方を議論してきた国の検討会は、輸送密度(※1日の利用客数を示す指標)1000人未満の区間を対象に他の輸送手段への転換も含めて検討を進めるべきとする提言を行いました。

今回ちょうど私が兵庫県丹波市に移住するタイミングということで、赤字路線のひとつとして名前の挙がっていた加古川線(※赤字路線はその中でも西脇市駅~谷川駅の区間)を利用して丹波市の引っ越し先まで向かってみることにしました。


JR加古川駅のホーム
JR加古川駅のホーム


まずはJRの新快速に乗り加古川駅までやってきました。

新快速が止まるなんてなかなか大きな駅だと思うのですが、ここを始発点としている加古川線(の一部)が赤字路線として存続が議論される対象になるとは、なんとも不思議な感じもしますね。需要なんか十分にありそうにも思えてしまいますが。


ヤマトヤシキ
駅のホームから見えるヤマトヤシキ


駅前にはローカル百貨店でしょうか?立派な建物の「ヤマトヤシキ」。

めっちゃ興味あります!(本日は途中下車できませんのでいきません)

何故だかよく分かりませんが、ローカル百貨店にはロマンを感じます。是非とも末永く生き残ってほしいものです。


さて、加古川線の時刻表を確認してみます。
最低でも1時間に1本ずつくらいはありそうです。ただ途中駅止まりの電車も多く、目的地の丹波市まで辿り着ける電車は乗換検索アプリによると2時間1本くらいしかありませんでした…

これはなかなか不便ですね…

そして、ここでいきなり30分の乗換待ちです。


加古川線の時刻表
1時間に1本くらいはありそうに見えるものの…


30分待ちの末、到着したのは1両編成のワンマン列車。え~、加古川駅から出る電車が1両なんですかあ~。いきなりローカル鉄道感が出てきたなあ…。

――と思っていたら、電車内は超満員。

若者からサラリーマン風の人からお年寄りまで、幅広い年代構成で車内は大混雑。1両だけとはいえ、かつて通勤電車で乗っていた京急線並みの混雑具合で、すっかりテンションが下がってしまいました…(笑)


ちなみにひとつ余談なのですが、皆さんワンマン列車って乗る機会はありますでしょうか?

都市部ではほとんど見かける機会もなく、地方に旅行に行った際にいきなり乗り込むと戸惑ってしまうこともたくさんある代物です。

そのひとつが、停車時にボタンを押さないと電車のドアが開かないこと。

私も油断しておりまして、その餌食となってしまいました…


ワンマン列車のドア開閉ボタン
こいつを押さないとドアは開きません


先述のようにたいへん混雑した車内であったため、私は少しでもストレスなくやり過ごそうと隅っこで小さくなっていたのですが。

停車時に「なんか皆がめちゃこっちを見てくるやん…」と思っていたら、どうやら私がドア開閉ボダンの真ん前に突っ立っていたおかげでドアが開けられず、困らせてしまっていたようでした。

大変ご迷惑をお掛けしました…

と言っても満員電車のため立ち位置を変えることも出来ませんので、次の駅からはせっせと開閉ボタン押す係を務め、必死に罪滅ぼしを致しました。

ワンマン列車…おそろしいです…


廃線の可能性も?兵庫県のJR赤字ローカル路線に実際に乗ってきました。②』へ続きます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました