先日、大河ドラマ『麒麟がくる』の影響で興味を持った福知山城へ行ってきました。
今回もその流れで、明智光秀にゆかりのある丹波地域の城ということで、丹波篠山市にある八上城へ行ってみることにしました。
イメージとしては福知山城よりも、戦国時代ど真ん中の城という印象がありますね。私は近世の平城よりも、中世までの山城跡のほうが戦の面影を見ることができて、ロマンを感じます。
今回も車で目的地へ向かいました。
登山道は複数あるようなのですが特にどのルートで行くとは決めておらず、車で付近まで到着したときに初めに巡り合った看板に従うことにしました。
登山道まで1分の無料駐車場があるのは非常にありがたいですね。(登山道入り口にトイレもあります。)
さて登山道へと進んでいきますと、入り口にあたる部分にいきなり古びた神社が現れました。帰ってから調べたところ、『八上内の春日神社』だそうです。
この神社、なんとも言えない寂れ具合で、私はとても気に入ってしまいました!
特にこの真夏の日差しに照らされた草木の深い緑が、いい雰囲気を醸し出していると思うんですよね。廃墟までいかないんですけど、その手前のぎりぎりのラインというのもまた絶妙です。あまり言うと怒られそうですが(笑)
そんなわけで、登山道に入る前からさっそく満足してしまいましたが、気を取り直して八上城に挑みたいと思います。
登山道に入ってみると、まず「山頂まで45分」の看板が出てきました。
道のほうも土と木の階段なんですけどちゃんと整備されていて、獣道の区間は無かったと思います。まあ、気軽に来られるレベルではないでしょうか。
スタートからしばらくの間はうっそうとした山の中でしかも急勾配ですから、いきなり試練かもしれません。個人的には全体を通してもこの最初の区間が一番しんどかったです。
15分~20分登ったところでようやく視界が開け、篠山市街の方向が一望できます。こういう景色が見れると俄然楽しくなってきますね。
ちなみにこの先は頂上直前まではビュースポットはありませんので、もし頂上までは無理そうだなと思ったらここで諦めておくのが得策かと思います。
余談ですが、私はこの先の薄暗い道が続くエリアで危うく蛇を踏みそうになりまして、すっかりテンションが下がってしまいました(笑
まあ、冷静になったら蛇くらいはいいんですけどね…
山頂付近まではあまり見晴らしもよくありませんでしたが、ゴールが近付くと一気に視界が開けてきます。素晴らしい景色でした。
私の場合は長時間の休憩無しで登りまして、だいたい40分くらいだったでしょうか。足場はかなりしっかりしていた印象ですし、そんなに難易度は高くないかなと思いました。
ちなみにこの日は真夏の日中帯に登りましたので、登山客とはひとりしか出会うことはありませんでした。もちろんめちゃくちゃ暑いのですが、クマに出会いたくないので私は基本的に日中帯に登るようにしています。
登りながら「こんなところにクマはいないだろう…」とも内心思いましたが(笑)、まあ少しでも可能性を排除していきたいということで。
さて、そんなわけで丹波篠山市の八上城をお届けしました。
この調子で丹波地域の城跡を次々巡っていきたいと思っています。有名どころでいうと黒井城あたりかもしれませんが、ここは実は行ったことがありまして…
次回目的地はまだ未定です!
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